2011年4月27日水曜日

アメリカでクレジットカードを作る方法

短期間の滞在であれば日本のクレジットカードも普通に使えますのでアメリカのドル決済のクレジットカードを作らなくても支障はありません。
アメリカのクレジットカードを利用する理由としては、●アメリカで収入があるから、●日本のクレジットを海外で使うと手数料をとられるから、●オンラインショッピングをしたいから、●将来ローンをするときのため信用情報(後述)を貯めたいからなど理由は様々だと思います。

クレジットカードをいざ作ろうと思うと、実はクレジットの作成を阻む壁があるのです。

その1つがアメリカでの信用情報(credit history)がないこと。クレジットカードを契約する際、カード会社はその人がどれだけ借金をしたか、どれだけきちんとお金を返してきたのか信用情報を確認します。この情報がないとすなわち信用なしとみなされて、ケーブルテレビの契約時にデポジットを要求されたり、ローンを組めない、クレジットカードを作成出来ないなどのデメリットがあるのです。信用情報を積上げるには、借金をした上できちんと返済したり、クレジットカードを使って返済する必要があります。

2つ目の壁は、Social Security Numberがないこと。個人の信用情報(credit history)はこの番号に紐つけて管理されています。日本企業の駐在員の奥さんの場合、通常SSNを持っていない(就労許可証を取れば可能)ので、クレジットカードを作成できません。この場合、だんな様にカードをつくってもらい、家族カード(Authorized User, 後述)を作ることは可能です。

でも、クレジットカードがないとhistoryがたまらないのに、historyがないとクレジットカードを作れないってどういうこと!?と思われるのでは。大丈夫。ちゃんとクレジットカードを作る方法はあります。

  1. 銀行のクレジットカード

    銀行口座作ると、その銀行でクレジット作れることがあります。(一定期間取引がないと作れないこともある)限度額が極めて低いので、コツコツhistoryを積み上げていきます。
  2. 日本の信用情報を元に発行してくれるクレジットカード

    以下のカード会社は日本で信用情報があればカードを発行してくれます。
    うちはJAL USAを選びました。限度額も、結構高額です。

    JAL USA CARD
    JCB CARD
    ANA USA CARD
    PREMIO CARD
  3. Securedカード

    一定のお金を銀行に預けておくと、その範囲で使えるクレジットカードを発行してもらえます。銀行で作ることができます。
  4. 学生向けのカード or ショッピング用カード(デパート・電化製品量販店などのクレジット)

    学生をターゲットにして作られているカードは、学生ならhistoryがなくても契約できます。
    また、デパート・衣料品ブランド・量販店・ガソリンスタンドなどが発行しているクレジットカードも比較的作りやすいと言われています。
  5. 家族カード

    historyがある人が家族にいれば、家族カードを作って使うことができます。
家族カード(家族でなくても持てるらしい)の作り方ですが、これには2種類あります。
  1. Authoroized User 

    債務返済義務はなし。でも追加カード保有者のhistoryが構築されない。
  2. 共同名義(Joint Account)債務は全員に返済義務あり。でもヒストリが構築される。
企業駐在員の場合、家族カードで奥さんの方のhistoryも積み上げようと思ったら、彼女がSSNを取得してから2にしないといけませんね。返済義務があるので、だんな様が支払い能力を失った場合は奥さんが代わりに支払わないといけません。
家族カードがどちらの種類なのかは、カード会社に聞いてみないと分かりませんが、JAL USA CARDの家族カードは通常1で、手続きをすれば2に替えてもらうことができます。

前述の通り、クレジットカードを使っていく時にはhistoryが大変重要ですので、作ったあとはきちんと支払いを滞らずに行いましょう。

私もまだ来たばかりで1つしかアメリカのクレジットを作成していませんので、十分に情報提供できませんが参考程度に調べたことを掲載しました。

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