2011年11月9日水曜日

オーディション番組 X Factor がスゴイ


今年の秋から放送されているアメリカのオーディション番組「The X Factor USA」。
アメリカで水曜日・木曜日の東部時間20時ごろFOXで放送されています。

アメリカンアイドルでおなじみのSimon Cowellがイギリスから引っ張ってきた番組で、優勝者には$5ミリオンの契約がつきます。
サイモンと共にアメリカンアイドルで途中まで審査員をしていたPaula Abdul、音楽プロデューサー・作曲家の L.A. Reid、プッシーキャットドールズ(女性歌手グループ)の Nicole Scherzingerが審査員を務めています。

この番組、開始当初はオーディションの参加者が驚くほどひどくて、見る価値がない番組かも・・・と思っていたのですが、先週ステージでの一般投票による審査を受けるトップ12が出揃ったところで意外と面白いことになってきました。最近のアメリカンアイドルなんかより良い出場者が見つかったんじゃないでしょうか?
それにしても、オーディションに完全な音痴や勘違い野郎が出てくると、この国の人の自信てすごいな、と思いますね。


その話の前に、番組についてちょっと解説。

アメリカンアイドルとの違い
アメリカンアイドルもオーディション番組ですが、Xファクターが大きく違うのはソロでなくても良い、年齢が30を超えていてもチャンスがあるというところ。
Xファクターは4つのカテゴリーでトップ12までを審査員が選考していきます。ガールズ(30歳未満の女性ソロ)、ボーイズ(30歳未満の男性ソロ)、グループ、オーバー30(30歳以上の男女ソロ)に分かれて選考が行われ、トップ12までは完全に審査員4人の判断なので、アメリカンアイドルと違って最終選考に残る男女比や歌のウマさのバランスがよくなりやすいみたい。

また、各カテゴリーごとにコーチ(メンターと呼ばれている)がついていて、トップ16になってからは選曲・アレンジ・パフォーマンス・衣装などをプロデュースしてもらっているようです。
なので、パフォーマンスについて審査員同士で批判しあったりすることもしばしば。


トップ12
トップ12が決まると一般視聴者から電話やツイッターなどで番組放送後に投票が行われ、最下位の2出場者のうち1組が審査員によって落とされます。(いつまでこういうスタイルなのかわからないけど) ここからは完全に人気投票。

今回このトップ12に入っている顔ぶれが、結構いいのです。
オーディションは見なくて良かったと思うけど、ここからは見ても面白いと思いますよ。

GIRLS


ガールズカテゴリーはこの3人。3人ともスタイルが違い、歌唱力はバグツン。Drewは癒し系、Melanieはディーバ、Rachelはキッズ万歳(13歳)といった感じでしょうか。
中でもMelanieの歌唱力はすばらしく、マライアやホイットニーを軽々かつ心に響くように歌い上げることができます。ところが彼女はトップ16の選考時にサイモンに落とされました。その後「大変な間違いを犯した」といって他の審査員と相談し、Melanieを復活させたのですが。
DrewとMelanieは最後まで残りそうだなー。

GROUP


グループカテゴリーでトップ12に残った3組のうち2組は実は敗者復活組。元々ソロで応募していた出場者の何人かを落とすとき、審査員が「グループならいけるかも」といって拾い上げて結成されました。Lakoda Rayneはそんな女性ソロ出場者4人を集めて作られた見た目も歌もバランスの良いガールズグループ。元々全く関係ない4人ですが、グループとしてかなりしっくりきており、人気が高まりそうです。
InTENsityも敗者復活組なのですが、こちらは人数が多すぎる&歌唱力がバラバラだったりしてあんまりいいグループにはなりませんでした。トップ12から一番に外れたのも納得。
The Stereo Hogzzは元々グループで応募した唯一のトップ12。リードボーカル1人とコーラスという組み合わせで、最近ぽいボーイズ2メン的なグループといった感じ。サイモンには「君達のような良いグループが今の音楽業界にはいない。」と言われるほどバランスのよいグループです。

OVER 30


渋さと歌のウマさをアピールするオーバー30の出場者。3人とも歌がウマい。聞いていて気持ちが良いのです。が、スター性という意味ではちょっとJoshとStacyは面白みに欠けるかも。
そんな中、LeRoy Bellは60歳とは思えないオーラを出しています。ウマい。渋い。かっこいい。ベテラン歌手の雰囲気がたっぷりで、かなり私は高評価です。

BOYS


男の子カテゴリの注目はなんといっても15歳のAstro。ラップを軽々歌い、舞台のパフォーマンスも堂々としていて「何年仕事してるの?」といった雰囲気。こういうのを才能というのでしょうか。
Chrisは個人的にあまりピンとこないので・・・なんとも言いようがない。ごめんなさい(笑)。
Marcusもウマいんだけど、華が足りないなー。


トップ12は皆スタイル・雰囲気が違うのでショーとして楽しめます。
私としては1位Melanie、2位Drew、3位LeRoyあたりを予想しているのですが、皆さんはいかがでしょうか。

なんといっても、才能のある人たちがこういう機会にみんなの目に触れることができることが、いいなあと思うのです。


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