2012年6月5日火曜日

日米の新生児ケアの違い ~アメリカで出産~

アメリカで出産してから48時間後、退院の日がやってきました。
といっても夜中に出産した人に、48時間経ったら「はい、出てってください」ということではありません。48時間経過後の日中好きな時間に帰っていいよ、ということらしいです。

<なぜ退院が48時間後なのか>

アメリカでは生後48時間を経過した赤ちゃんに、新生児スクリーニング(Newborn Screening)という検査を実施することが義務付けられています。内分泌系、血液、ホルモン関連の検査らしく、重大な健康障害の原因となる要素がないか調べるようです。
各州で実施されている新生児スクリーニングの情報はこちら→National Newborn Screening Status Report

私の場合夜中の2時に産んだので、2日後の2時に看護師が赤ちゃんを検査室へ連れて行ってました。

これが終わると、あとはお家で療養してね、と色々な注意事項を申し渡された後に帰されるのです。

<初期のお風呂はスポンジバス>

3日目にお家に帰ったら、早速自力での育児の始まりです。
初産の私が授乳の次に心配だったのが沐浴。裸の子供は抱きにくい・・・。新生児のお風呂の入れ方でアメリカが日本と違うのは、「へその緒がとれるまで赤ちゃんのオヘソをお風呂のお湯につけないこと」という指導があることと、へその緒は特に消毒せず、乾いた綿棒でお風呂上りに水分を取ってあげるだけでいいよ、というところです。

入院中に一度お湯で体を洗ってもらった後は、へその緒が取れるまでしばらくスポンジバスになります。お湯を数センチだけ容器に溜めて、ガーゼタオルで体をぬぐってあげる程度です。

確かに、お湯に極力浸けなかったので、息子のへその緒はカラカラで、全くジグジグしてくる様子は見られません。


また、へその緒がとれたあとも、沐浴は毎日ではなく数日に1回でいいよ、とか、石鹸を使うと体が乾燥しやすいので石鹸は数日に1回使うほうがいい、という指導もあります。これは日本とは違いますね。

<生まれてすぐ拘束着着用>

生まれた直後から日本の赤ちゃんは服を着た状態でベッドに寝かされるのではないかと思いますが、私の病院ではオムツをつけた状態の上からタオルでSwaddlingしてました。Swaddlingについては
驚き!赤ちゃんが泣き止むDr.Karpの5S」に書きましたが、要は簀巻き状態にすることです。

ギュギュウーっとタオルでくるまれて頭だけ出た状態の赤ちゃん・・・可愛い・・・。これって、ある種の拘束着ですよね・・・。この状態にされると、赤ちゃんは静かにしていてくれて助かりました。

Dr.Karpの5Sが面白かったので、家でも早速泣き出した息子にやってみました。身体的な不快感で泣いているのでなければ、このやり方で静かになることが多いです。でも100%じゃなかったですね。
Swaddlingエキスパート(自称)の夫に言わせると、ポイントは手がバタバタしないようにがっちりくるむこと。泣いている赤ちゃんはジタバタしているので結構包むのが大変ですし、包んでいる間に大泣きするので躊躇してしまいますが、心を鬼にして正しくSwaddlingすると、巻き終わった瞬間静かになることも。伸縮性の少ないタオルの方がうまく巻けます。


育児開始から6日間で感じた日米の違いでした。今後も何か面白い違いがあればまとめて書いてみたいと思います。

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