2012年10月17日水曜日

大統領候補ディベート2回目は・・・オバマ勝ちかな ~アメリカ大統領選~

昨日はPresidential Debateの2回目でしたが、息子がぐずって寝付いてくれず・・・ちょっと見逃しました。そして今、彼は背後で腹ばいになり背筋トレーニング中です(笑)。
オッパイしても寝付かないときに効果的な対策があれば教えてください!

今回の大統領候補のディベートでは、前回イマイチだったオバマ大統領が頑張りました。常にフォーカスして候補者に注目し、反論で割り込んだり、答えはちゃんとナンバリング(第一に、第二に、という言い方)して簡潔に話していましたね。

ロムニー氏はやっぱり税金をカットする件に対して、見合うだけの収入をどう作り上げるのかという回答があいまいなままでした。

そういえば、私はずっと候補者は党のカラーのネクタイをつけるんだと思っていたら、昨日の討論はオバマ大統領が赤、ロムニー氏が青でしたね。交互に順番で国旗の色のタイをつけてるのかな。

ところで、この中で興味深いやりとりが。
CROWLEY:
iPad, the Macs, the iPhones, they are all manufactured in China. One of the major reasons is labor is so much cheaper here. How do you convince a great American company to bring that manufacturing back here?
iPad, Macのパソコン、iPhone、これらは全て中国で製造されていますね。主要な理由の一つはここより賃金がかなり安いことです。アメリカのすばらしい企業にどうやって製造の仕事をこの国に戻すようにと説得しますか? 
ロムニー氏の回答は、「中国は為替と知的財産侵害でズルをしているのでそれを是正する、アメリカを起業家に魅力的な場所にする」 という回答でした。ロムニー氏は中国攻撃が多いですね。大統領になったら中国とちょっとギスギスするかな。

これに対するオバマ大統領の回答で印象的だったのは、
OBAMA: Candy, there are some jobs that are not going to come back. Because they are low wage, low skill jobs. I want high wage, high skill jobs. That's why we have to emphasize manufacturing.
キャンディ、戻ってこない仕事というのもあります。なぜならその仕事は賃金が低く、スキルの低い仕事だから。私は賃金が高くてスキルの高い仕事が欲しいのです。だから我々は製造業に力を入れなければならないんです。 
→ Presidential debate transcript on Oct. 16
オバマ大統領は、エンジニアやサイエンスの分野の人材育成や再生可能エネルギー分野への投資などを考えて話していたのだと思いますが、アメリカの製造業で「仕事がなくて困ってる」と言っていたのは自動車や電化製品などの工場だったりしませんか・・・。
スキルが低くて低賃金な仕事には自動車の仕事も含まれるはず。そういうのは海外に出ちゃってもしょうがないかもねー。って言っちゃってない?

日本も同じような状況なので色々考えさせられます。

国民は労働者であると共に消費者でもあるので、国民の大多数が安くて高価値の商品を手に出来ることと高い収入を得られることは必ずしも同時には実現できないですね。永遠のジレンマ?

・・・息子が構って欲しいらしいので今日はここまで!



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