大統領選まで１週間。オハイオでは１日選挙広告。

大統領選まで１週間を切りました。
大型ハリケーンSandyがNY、ニュージャージーなど東部の州を襲い、大統領は災害対応に追われています。

今回の選挙で特に注目されている、インディアナ州の東隣オハイオ州ですが、最後の追い込みなのか、選挙のTVCMがすごいですね。Daytonのニュース番組を見ていると何度も広告が流れます。インディアナの局の番組は普通にファストフードやコスメティックのコマーシャルなのに。
オハイオの人、朝から晩まで選挙広告じゃげんなりですね。

このワシントンポストの記事「Mad Money: TV ads in the 2012 presidential campaign」によると、４月から１０月末までの時点で、両党のコマーシャルには莫大なお金がかけられてきました。

州ごとのコマーシャル費用はというと、
※単位は百万ドル

１位　フロリダ１４７（民主党６８　共和党７９）

２位　ヴァージニア１３１（民主党６０　共和党７１）

３位　オハイオ１２８（民主党６２　共和党６５）

また、ネガティブキャンペーン（対立候補の悪いところを言う広告）の割合は、民主党８５％、共和党９１％。これだと広告を見るたびに両党の印象が悪くなるんじゃないですかね。どうせ投票するなら希望の持てる未来に投票したいと思うでのですが。

百億円単位のお金が使われてきたのですね。今後１週間の広告費用を全てハリケーン復旧に回したら助かると思うけど、そういうわけにはいかないでしょうね。

アメリカの雇用統計によればまた雇用者数が増えたようですので、オバマ大統領には追い風。ロムニー知事は選挙キャンペーンを被災支援キャンペーンと名前を変えつつなぜか被害のないオハイオ州でイベントを開催。被害が大きかったニュージャージーの共和党の知事は、テレビで「ロムニー氏もニュージャージーを応援に来るでしょうか」と聞かれると、「ロムニー氏がいつ来るか知らないし、今はそんな選挙のことなどどうでもいい」と答えていました。この人ロムニー氏の積極的な応援者だったんだけど。

世論調査ではオバマ大統領が少しリード中。
まだ勝敗はわかりませんね。１週間後の選挙でどうなるかな？



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