2013年3月21日木曜日

米国を去る時に。銀行口座 ~ by Miki夫 ~

妻・子は一足先に日本に戻りましたが、私は後任の人が渡米して引継をするまでは米国に残っています。本当に米国を引き上げるまでにやる事がまだくつかあります。

その一つである銀行口座について。今後の駐在者への備忘録代わりに書き留めます。


日本に帰国する時、米ドルをどうしようか悩みます。考えられるのは以下の4つです。。

1.米ドルを現金で持ち帰り、日本で円に換金する。

2.米ドルを日本の銀行の円口座に送金する。

3.米ドルを日本の銀行のドル口座に送金する。

4.米国の銀行口座を維持し、米ドルを残しておく。

お勧めは3.または4.です。

今回私はしばらくの間4.の銀行口座を維持する事を考えています。
というのは、

 ・分散投資の一つとしてドル貨を保持したい。
 ・今後も出張などで米国に来ることがあるので、ドルのクレジットカードを維持したい。
 ・ひょっとするとうちの子が将来アメリカに住むかもしれない(米国籍があるから)。
  その時自分も移住する可能性が0ではない。

と言う理由です。

次に、4.をやるにあたっての方法です。

①ローカルの銀行
ローカルの銀行では、「住所を海外に変更できない」と言われます。書類等を確実に受け取れるアメリカの住所が必要なので、住所を貸してくれる人が知人にいるならば維持可能です。駐在者の場合まずそんな人はいないはずなので、口座維持は難しいですね。

②大手米銀行
大手銀行であるCitybankやHSBC USAならば海外住所への変更に対応しています。実際、過去にこれら銀行に口座を維持したまま帰国した人の情報をネットで見かけます。但し、今後何かあった場合の対応は英語必須ですし、結構アメリカ人の対応はいい加減なので苦労しそうです。

例えば、私が困った例としては
 ・電話をするとたらいまわし。アメリカは縦割り業務なんですよね。
 ・人によって言う事が違ったり、誤った情報を堂々と言われたりするから信用できない。

縦割り業務で全然話がつながらず顧客の方が色々聞きまわってあげないといけなかったり、ルールを分かっていないのに自信満々で回答されたりなんて、うんざり・・・でもこれがアメリカクォリティ。2年も住んでいると腹がたたなくなりました。ある意味諦めているからなんでしょうね。期待しなければ腹も立ちません。あー、また愚痴ってしまった。

③ユニオンバンク(三菱UFJの子会社)
三菱UFJが買収して子会社にしたため、日本人担当者のサービスを提供しています。電話をしてみた所、’日本人サービス’のレベルです。帰国後も日本人用の日本語窓口に連絡可能であり、様々な手続きが全てこの日本語窓口経由で行えるため安心できます。

ということで、今回私は②だけでは心許ないので③も作ってみます。皆さんにもお勧めです。

なお、上記ユニオンバンクのサービスは日系企業に勤める駐在者向けに展開されていますが、親会社である三菱UFJ銀行は日本居住者(海外駐在とか無関係に)向けにユニオンバンクの口座開設紹介サービスを日本で行っています。開設する口座の中身は同じサービスのようです。


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