2011年9月13日火曜日

アメリカでの体外受精(IVF)プロセス 2回目

前回書いた「アメリカでの体外受精(IVF)プロセス」の結果、残念ながら妊娠に至らなかったので今回また2回目に挑戦しています。

体外受精自体の費用は前回加入したAttainのプログラムでカバーされるので、今回は薬代だけです。といってもこれが高額で1,000ドル以上しますが。体外受精の支払いプログラムの金額は上記記事の<5.処置プランの決定と支払い>に書きましたが、その後日本で体外受精をやった方の話を聞いたらなんと1回40万円程度だったとのこと。アメリカより安いです。自治体によっては補助金もでます。

<1.今回使用した薬>
2回目となる体外受精(IVF)ですが、前回の状態をふまえて今回は薬を変えるとお医者様に言われました。卵巣が過度に刺激されないようにするとのことでした。
ちなみに前回使った注射は「アメリカでの体外受精(IVF)プロセス」を参照してください。

Ganirelix
今回生理開始直後から卵胞採取までに使用した注射は以下の3つ。



卵胞を複数成長させるためのFollistimとMenopurは前回と同じですが、生理前から打ち続けたLupronはなし。自然に排卵するのを止める薬としてGanirelixを使いました。Ganirelixは注射器に薬が入った状態でパックされているので、キャップをとって打つだけ。
下の写真はFollistimの注射。お腹の下のプヨプヨをつまんで打つのはどの注射も同じなのですが、Follistimが一番いたくない。いいところに討てばほぼ無痛です。ペンタイプの注射で、ボールペンのインクの代わりに薬のカートリッジが入り、ペンのオシリにあるダイヤルを回して薬の量を調節します。あとはペンのオシリを押すだけ。


これらの薬を卵胞摘出手術まで毎日打ち、前回同様に卵胞の超音波検査とホルモンの血液検査を数日おきに行いました。


<2. 卵胞摘出>
卵胞摘出手術の36時間前にトリガーとしてLupronを注射するように指示されます。これが前回は別の薬でした。

手術当日は全身麻酔で寝ている間に全てが終わります。終わってから1時間程度で病院を出られ、麻酔が多少残っていて痛みもひどくないのでランチして帰りました。

<3. 手術後の薬>
手術後は痛み止めとホルモン剤を処方されます。妊娠検査まで2週間程度継続し、妊娠していれば8~10週まで継続とのことでした。

  • Progesterone in oil
  • VIVELLE dot 

ホルモン剤の1つはProgesteron Oilで、これはオシリに注射するもの。これはちょっと痛い。
ごらんの通り結構針が長いんです・・・。
これをオシリに打つのですが、自分では届かないので夫にやってもらいます。

もう1つはVIVELLE dotでお腹にシールのように貼るタイプの女性ホルモンの薬です。このパッチに相当する薬も前回は別のものでした。2日に1回3枚をお腹にペタペタを貼り付けます。

手術から3日目と5日目に血液検査でホルモンのレベルをチェックします。





<4. 受精卵の移植>

今回は卵子が14個採取できて13個が受精したと連絡がありました。ちなみに顕微授精(ICSI)です。その後卵の状態が良かったので、5日目のブラストシストと呼ばれる状態で子宮への移植を行いました。
移植は手術前に鎮静剤を飲むだけで、あとは細長い管で卵を子宮の壁に埋め込むだけ。この場に夫も同席しました。任意ですが。まあいちおう体外受精でも共同作業ってことで・・・。

移植後は家で数日あまり動かずゆっくりするよう言われます。

今回はうまくいくといいなぁ・・・。


体外受精2回目の結果」はこちら

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2 件のコメント:

  1. 匿名4/16/2013

    貴重な体験の詳細ありがとうございます!実は私もアメリカに住んでいて、今月に一回目の不妊治療コンサルテーションに主人と行く予定です。どういった治療を勧められるかまだ分からないのでとても不安だったのですが、少し心の準備ができました。妊娠順調に進んでいくよう心からお祈りしています。ありがとうございました。

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  2. しばらくブログをチェックできていなくて返信おくれました。すみません。
    不妊治療は日本でもアメリカでも体への負担があるので不安があるのは当然ですよね。でも私は可愛いベビーに会える可能性を考えたら、注射も手術もへっちゃらでした。そしていま子供を育てていて、毎日大変ですが幸せを感じます。うまくいくといいですね!

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