どの国の大学にいこうかなー |
世界の一流大学が集まる国、といえばアメリカ。
でも、最近はアメリカで大学に行っても割に合わないという声が。
The Economistの記事「Not what it used to be(昔と変わってしまった)」によると、アメリカの大学の学費が上がったのに、高卒の人と比べて大学の学位を持っていても給与がそれに見合うほど良くないため割に合わなくなっているそうです。
アメリカの学生は学生ローンを組んで学費を払うことが多いですが、2011年に卒業した学生は平均で26,000ドルの借金をかかえていました。
さらに、6年以内に4年生の大学を卒業できた人は57%だそうです。長くいるほど学費もかかります。・・・ていうか、4割も6年以内に卒業できないってどういうこと!?
私立のハーバード大学の年間授業料が38,480ドルですから、こんな高い授業料じゃよっぽど稼ぎの良い就職先にいけないと苦しいですね。
それを考えると日本のトップの東京大学は国立で授業料が535,800円ですから、大変お得です。
学生の時は高校行って大学行って・・・って普通だと思っていて、何も考えてませんでしたが(反省!)、本来大学は専門知識を学び、高度な研究や就職のために備える場所のはず。
逆に言えば、研究にも就職にも役立たないことをやるのは時間とお金の無駄使い(ちょっとキビシイか)。
とはいえ日本でもアメリカでも給料の高い大企業は大学の学位がないと入るのが大変困難ですから、学生(と親)は大変です。アメリカは日本以上に学歴(特に学科)重視ですし。
高い給料がほしければ、それに見合う大学にはいかないといけない。でも、そこそこの給料の会社に入ればいいや、と思っているならコストの安い大学でもいいってことかな。
アメリカのテレビではよくインターネットを使った通信制の大学の広告を見かけます。
情報技術が発達した今、物理的に1つの場所に集まる必要のない座学であれば、ネットで十分代用できますね。すばらしい教授の授業、どの国にいても参加できるし、何人でも参加できる。
大学にとってみれば、多くの学生から授業料を受け取れる上に設備代を抑えられるので、学費を低く設定しつつ、収入は増加、も難しくないはず。
4年間、校舎に集まって授業を受けるという大学のスタイルがアメリカでは今後10年で大きく変わるかもしれません。
とりあえず息子には日本語と英語を勉強させて選択肢を広げておこう・・・。
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