日本には美味しいイタリアンがいっぱいありますよね。パスタも種類が豊富だし、前菜盛り合わせの素材・味付け・盛り方が上手です。和風の食材や味付けで創作しているものもあるし、日本の料理人は創意工夫がすばらしいと思います。
ところがどっこい。
アメリカのイタリアンはなーんかクタクタな感じです。
インディアナだからってのもあると思いますが、チェーン店じゃないイタリア料理店が少ない。
前菜はフランス料理風の盛り合わせではなく、ドカンと盛られてくる。パスタはアルデンテじゃなく、大抵やわらかい。どっちかというと、イタリアの高級なほうの料理じゃなくて、家庭料理・街の食堂風のメニューや味付けを思い出します。イタリアのイタリアンは素朴でも味わいがあって美味しいのに(さすが本家)、アメリカのは薄っぺらい。
アメリカのチェーン店の場合、パスタは主にトマトかクリーム系(アルフレード)しかない。アーリオオーリオ系(オイル&にんにく)をメニューに載せているイタリアンレストランにはまだ出合ったことがありません。代表的なアーリオオーリオ・ペペロンチーノ(唐辛子だけ)は家庭料理だからレストランで出されるもんじゃない、という説もありますが、ブロッコリー・アスパラガス・キャベツなどを使ったアーリオオーリオだったらお店でもありなんじゃないかな。でも、そういうのも見かけませんね。
アーリオオーリオ系が大好きな夫が、しょっちゅう文句を言っています。なので食べたくなったら家で作ってあげます。
最近は何回か作って、アーリオオーリオのコツが分かってきました。
それは以下の4つ!
- パスタをゆでるお湯にはしっかり塩をして、パスタはアルデンテで引き上げること。
- にんにくは丸ごと叩いて潰し、低めの温度で熱したオリーブオイルで揚げるようにオイルに香りを移すこと。唐辛子を入れる場合はここで加えて、少ししたら辛くなりすぎないよう取り出す。
- オイルに茹でたパスタを絡める時、お玉一杯分の茹で汁を加えて手早くオイルと混ぜ、乳化させる(エマルジョンという)こと。これでパスタに味がつきやすく、かつべたつかなくなる。
- 具は予め下湯でしたりチンして加熱しておいて、パスタと一緒に絡める。絡めたら、しっかり塩をする。
リストの中で特に大事だと思うのは、にんにくを低温の油で炒めるところとエマルジョン!茹で汁を入れずにオイルとパスタを絡めると、べったりしてしまうんですよね。
書いてたら、食べたくなってきてしまいました・・・。
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