2012年9月8日土曜日

オバマとロムニーの演説って大違い!アメリカ大統領選(1)

11月のアメリカ大統領選に向けて、先日民主党と共和党の大会で各党の代表指名が行われました。英語でそれぞれ、Democratic National Convention、Republican National Conventionと言います。

ちなみに民主党のシンボルはロバさん、共和党のシンボルはゾウさんです。先日お祭りで息子に買ったぬいぐるみは、そういえば星条旗模様のリボンをつけたロバさんでした。ゾウさんもいたので、民主党と共和党にちなんだぬいぐるみだったみたいですね。

某政治コメディー番組で、共和党大会はその参加者がほぼ白人だけだったことと、クリント・イーストウッドが誰も座っていない椅子に向かって見えないオバマ大統領と掛け合いをするというちょっと間抜けなスピーチをしたことにいて相当馬鹿にされてました。

両党の大会の最後には代表指名を受けた人が演説(acceptance speech)をするのですが、民主党のオバマ大統領と共和党のロムニー氏の演説内容や雰囲気が結構違うんですよね。

結論から言うと、演説の内容も説得力もオバマ大統領のほうが良かったと思います。
オバマ大統領が4年前から力強く、若く、賢い雰囲気を出し続けているのに対して、ロムニー氏は良い人そうだけどもなぜか胡散臭さと信念のなさを感じさせる・・・。

自分の英語の勉強も兼ねて、今回と次回で各党の代表の演説を一部和訳してみたいと思います。和訳してみると、自分の日本語の稚拙さに悲しくなりました(泣)。

まずは先週行われた共和党大会のロムニー氏の演説(37分間)。
この演説は、共和党が獲得したい女性陣や移民への配慮がされた内容になっています。そして、以前の古きよき時代を懐かしむノスタルジックな感じ。でも50年~100年前のアメリカ(しかもたぶん白人中心の)を懐かしんでもらっても、共感できない人多いんじゃ・・・?
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(略→代表指名を受けることと、副大統領の紹介)

Four years ago, I know that many Americans felt a fresh excitement about the possibilities of a new president. That president was not the choice of our party but Americans always come together after elections. We are a good and generous people who are united by so much more than what divides us.

4年前、多くのアメリカ人は新しい大統領の可能性について新鮮な興奮を感じたことでしょう。その大統領は我々の党が選んだのではありませんでしたが、それでもアメリカは選挙後には常に団結するものです。我々は善良で寛大であり、分け隔てるものを超えて一体となる国民なのです。

When that hard fought election was over, when the yard signs came down and the television commercials finally came off the air, Americans were eager to go back to work, to live our lives the way Americans always have – optimistic and positive and confident in the future.

あの激しい選挙が終わり、庭の選挙広告やTVコマーシャルがなくなった後、アメリカ人は仕事に戻り、アメリカ人が常にやってきたように人生を歩むことを心待ちにしていました。楽観的で、前向きで、未来に自信を持っていたのです。

That very optimism is uniquely American.

この楽観主義こそアメリカ独特のものです。

It is what brought us to America. We are a nation of immigrants. We are the children and grandchildren and great-grandchildren of the ones who wanted a better life, the driven ones, the ones who woke up at night hearing that voice telling them that life in that place called America could be better.

この楽観主義が我々をアメリカに導きました。我々は移民の国家です。私達は、よりよい暮らしを求めた人、思い駆られる人、夜に目覚めると「アメリカと呼ばれる場所の暮らしはもっと良いかもしれない」という声を聞いた人達の子供や孫なのです。

They came not just in pursuit of the riches of this world but for the richness of this life.

彼らはこの世界の富を求めてきただけではなく、人生の豊かさも求めてやってきました。

Freedom.
Freedom of religion.
Freedom to speak their mind.
Freedom to build a life.

自由。宗教の自由。思ったことを語る自由。人生を築く自由。

And yes, freedom to build a business. With their own hands.

そして、そうです、ビジネスを起こす自由。自分の手で。

This is the essence of the American experience.

これがアメリカで得られる経験のエッセンスなのです。

We Americans have always felt a special kinship with the future.

我々アメリカ人は未来に対して常に特別な親近感を感じてきました。

When every new wave of immigrants looked up and saw the Statue of Liberty, or knelt down and kissed the shores of freedom just ninety miles from Castro's tyranny, these new Americans surely had many questions. But none doubted that here in America they could build a better life, that in America their children would be more blessed than they.

新たな移民の集団が自由の女神像を見たとき、またはカストロの暴政からたった90マイルのこの岸辺に跪いてキスをしたとき、新たなアメリカ人達は多くの疑問も抱いていました。しかしこのアメリカ人達は、自分達がよりよい生活を築けることや子供達が自分達よりよい境遇になることについて疑問に思うことはなかったのです。

But today, four years from the excitement of the last election, for the first time, the majority of Americans now doubt that our children will have a better future.

しかし今日、前回の選挙から4年たって、初めて、アメリカ人の大多数は子供達により良い将来が待っているかどうか疑問視しています。

It is not what we were promised.

そんなのは約束と違う。

Every family in America wanted this to be a time when they could get ahead a little more, put aside a little more for college, do more for their elderly mom who's living alone now or give a little more to their church or charity.

アメリカのすべての家族は、もうちょっと前進して、大学のためにもう少し貯金して、独りで住んでいる年老いた母親のためにもうちょっと何かしてあげて、教会やチャリティーのためにもう少し与えられるような、そんな時代を望んでいたのです。

Every small business wanted these to be their best years ever, when they could hire more, do more for those who had stuck with them through the hard times, open a new store or sponsor that Little League team.

すべての小規模な会社は、今までにない素晴らしい年になることを望んでいました。もっと人を雇用して、厳しい時代に一緒になってがんばった従業員にもっとなにかしてあげて、新しい店をオープンしたり少年野球のスポンサーになったりする年になると。

Every new college graduate thought they'd have a good job by now, a place of their own, and that they could start paying back some of their loans and build for the future.

すべての大学卒業した学生は、今頃までにはいい仕事に就けると思っていました。自分の住む場所があって、ローンを少し返して将来が築けるだろうと。

This is when our nation was supposed to start paying down the national debt and rolling back those massive deficits.

今こそ国の借金を返済し巨大な赤字を引き下げはじめる時期なのです。

This was the hope and change America voted for.

これこそアメリカが投票した希望と変化だったのです。

It's not just what we wanted. It's not just what we expected.

求めただけではない。期待しただけではない。

It's what Americans deserved.

それはアメリカ人が得て当然のものなのです。

You deserved it because during these years, you worked harder than ever before. You deserved it because when it cost more to fill up your car, you cut out movie nights and put in longer hours. Or when you lost that job that paid $22.50 an hour with benefits, you took two jobs at 9 bucks an hour and fewer benefits. You did it because your family depended on you. You did it because you're an American and you don't quit. You did it because it was what you had to do.

皆さんはそれにふさわしいのです。なぜならこの何年かの間、今までより一生懸命働いたのだから。皆さんはそれにふさわしいのです。なぜなら車のガソリン代が今までより高くなったから、夜の映画鑑賞をやめてもっと働いたんだから。あるいは福利厚生つきの時給22.50ドルの仕事を失い、福利厚生の少ない時給9ドルの仕事を2つもやるようになったんだから。皆さんがこうしたのは家族があなたに頼っているから。皆さんがこうしたのは、あなたがアメリカ人で、途中で諦めたりしない人だから。皆さんがこうしたのは、そうしなければならない状況だったから。

But driving home late from that second job, or standing there watching the gas pump hit 50 dollars and still going, when the realtor told you that to sell your house you'd have to take a big loss, in those moments you knew that this just wasn't right.

でも2番目の仕事から遅い時間に帰宅したり、ガソリンを入れていたら50ドルを超えてまだまだ金額が上がっていくのを見たり、不動産屋が家を手放すと大きな損失になると言ってきたり、そんな時には、きっと何かが間違っていると思ったでしょう。

But what could you do? Except work harder, do with less, try to stay optimistic. Hug your kids a little longer; maybe spend a little more time praying that tomorrow would be a better day.

しかし皆さんに何ができたでしょうか。もっと一生懸命働く、少ないお金で生活する、前向きでいる、という以外に。子供をもうちょっと長く抱いてあげて、明日はより良い日が来るといつもより長くお祈りする。

I wish President Obama had succeeded because I want America to succeed. But his promises gave way to disappointment and division. This isn't something we have to accept. Now is the moment when we CAN do something. With your help we will do something.

私はオバマ大統領に成功して欲しかった。なぜならアメリカに成功して欲しいから。しかし彼の約束は失望と分裂を招いたのです。こんなことを受け入れなければならないということはありません。今こそ私達は何かをすることができる時なのです。皆さんの助けを借りて、私達は何かを成し遂げるのです。

Now is the moment when we can stand up and say, "I'm an American. I make my destiny. And we deserve better! My children deserve better! My family deserves better. My country deserves better!"

今こそ私達は立ちあがって、「私はアメリカ人。私は自分の運命を切り開く。そして私達はもっと良い状況に恵まれる価値がある!子供達も!家族も!この国も!」

So here we stand. Americans have a choice. A decision.

だからここに私達は立っています。アメリカ人には選択肢がある。決断が。

To make that choice, you need to know more about me and about where I will lead our country.

その選択をするために、皆さんは私と、私がこの国をどこに導くかということについてもっと知らなければなりません。

((中略→ここからロムニー氏の生い立ちの話:
・父親はメキシコで生まれ、革命のときにアメリカに亡命した。彼は大学に進学できず、大工仕事をして生計を立てた。母親は女優だった。2人はデトロイトに移り、自動車会社を経営し、ミシガン州の州知事になった。
・ロムニー氏はモルモン教徒としてミシガンで育った。
・母親は自分に無償の愛を与え、自分達も子供や孫にそれを伝えている。
・両親は64年間結婚生活を営んだ。父親は毎日母親にバラを贈っていて、父親がなくなった日、母はバラがなかったことでそれを知った。
・母親が議会に立候補した時、「なぜ女性は国家の大事な決断に際して男性のように発言権がないのか」と訴えた声を今でも覚えている。
・マサチューセッツ州知事時代、自分の陣営の半数は女性を起用した。
・デトロイトで育ったので、自動車には愛着があるが、父親が歩んだ道ではなく自分の道を切り開きたかったのでデトロイトを出た。
・仕事で忙しい中、妻のAnnは5人の子供をかかえて大変な仕事をよくやってくれた。
・教会を通して多くの友人と交流し、アメリカに着たばかりの色々な人を助けながらきた。))

And that's how it is in America. We look to our communities, our faiths, our families for our joy, our support, in good times and bad. It is both how we live our lives and why we live our lives. The strength and power and goodness of America has always been based on the strength and power and goodness of our communities, our families, our faiths.

これがアメリカというものなのです。いい時も悪いときも、我々は地域社会、信仰心、家族に喜びやサポートを求めます。それが私達がどう生き、なぜ生きるかということなのです。アメリカの強さ、力、善良さは常に地域社会、家族、信仰心の強さ、力、善良さに裏打ちされたものなのです。

That is the bedrock of what makes America, America. In our best days, we can feel the vibrancy of America's communities, large and small.

これがアメリカをアメリカたらしめている根幹なのです。最良の日には、アメリカの大小の地域社会の活気を感じることができます。

It's when we see that new business opening up downtown. It's when we go to work in the morning and see everybody else on our block doing the same.

ダウンタウンに新しいビジネスが生まれたのを見たとき、近所の皆が自分と同じように朝仕事に出かけるのを見るとき。

It's when our son or daughter calls from college to talk about which job offer they should take....and you try not to choke up when you hear that the one they like is not far from home.

息子や娘が大学から電話をかけてきて、どの仕事につこうかなという話をして・・・そして彼らが気に入った仕事が自宅からそんな遠くないところにあるかどうかわざわざ確認しないようにしているとき。

It's that good feeling when you have more time to volunteer to coach your kid's soccer team, or help out on school trips.

子供のサッカーチームのコーチや学校の遠足の手伝いを引き受ける時間がもっと多くとれるようになったときの良い気分。

But for too many Americans, these good days are harder to come by. How many days have you woken up feeling that something really special was happening in America?

しかしアメリカの多くの人にとって、こういう良い日を迎えることが難しくなっています。朝起きたときに、アメリカで何か特別なことが起こっているんじゃないかと感じたことが何度ありますか?

Many of you felt that way on Election Day four years ago. Hope and Change had a powerful appeal. But tonight I'd ask a simple question: If you felt that excitement when you voted for Barack Obama, shouldn't you feel that way now that he's President Obama? You know there's something wrong with the kind of job he's done as president when the best feeling you had was the day you voted for him.

皆さんの多くは4年前の選挙の日にそう感じたのでは?希望と変化はとても力強い魅力がありました。しかし今夜皆さんにお聞きしたい。バラク・オバマに投票した時に感じた興奮は、オバマ大統領となった今も同じく感じられるべきでは?彼が大統領としてした仕事に何か問題があったのではと思うでしょう、一番素晴らしいと感じた瞬間が(今ではなく)彼に投票した時だったんだから。

The President hasn't disappointed you because he wanted to. The President has disappointed America because he hasn't led America in the right direction. He took office without the basic qualification that most Americans have and one that was essential to his task. He had almost no experience working in a business. Jobs to him are about government.

大統領は皆さんを失望させたくてしたんじゃない。大統領はアメリカを正しい方向に導けなかったから皆さんを失望させたんです。彼はアメリカ人として当然の、彼の使命に必須だったある素質を持たないまま大統領になったのです。彼はビジネスをやった経験がほぼゼロだったのです。彼にとっての仕事とは、政府を統率するということ。

I learned the real lessons about how America works from experience.

私はアメリカはどういう仕組みなのかということを経験から本当に学びました。

When I was 37, I helped start a small company. My partners and I had been working for a company that was in the business of helping other businesses.

37歳のとき、私は小さな会社を起業する手伝いをしました。私のパートナーと私はほかのビジネスを手助けする仕事をしていました。

So some of us had this idea that if we really believed our advice was helping companies, we should invest in companies. We should bet on ourselves and on our advice.

だから我々の一部は、私達のアドバイスが企業の助けになっていると信じているのだから、その企業に投資すべきだ、と考えました。私達は自分と自分たちのアドバイスに賭けたのです。

((中略→ここからBain Capital創業の話:
・10人から始めた会社がアメリカのサクセスストーリーになった。
・Bain CapitalではStaples、The Sports Authority、Bright Horizons、Steel Dynamicsなど皆が良く知る企業の創業に携わった。
・それなのに大統領は私の企業が成功したことを批判した。
・ビジネスと仕事の拡大はリスクをとって、時には失敗し、成功しつつ常に前進すること。Steve JobsはAppleを去った後、戻って世界を変えた。
・アメリカ人の特出した創造力と能力を利用し、アメリカの自由な企業システムの特質が、現在の繁栄を再分配するのではなく未来の繁栄を創り出している。))

That is why every president since the Great Depression who came before the American people asking for a second term could look back at the last four years and say with satisfaction: "you are better off today than you were four years ago."

大恐慌以来の大統領全員が2期目の出馬をするにあたって過去を振り返って満足げにこう言う理由はそこにある。「皆さんは4年前より良い暮らしをしているか」

Except Jimmy Carter. And except this president.

ジミー・カーター以外は。そして今の大統領以外は。

This president can ask us to be patient.
This president can tell us it was someone else's fault.
This president can tell us that the next four years he'll get it right.
But this president cannot tell us that YOU are better off today than when he took office.

今の大統領は辛抱してくれ、と言います。
今の大統領は、ほかの誰かのせいだ、と言います。
今の大統領は、次の4年で正しい状態にすると言います。
しかし今の大統領は、彼が大統領になったときより皆さんが良い暮らしをできているとは言えないのです。

America has been patient. Americans have supported this president in good faith.
But today, the time has come to turn the page.
Today the time has come for us to put the disappointments of the last four years behind us.

アメリカは辛抱してきました。アメリカ人は今の大統領を信じてサポートしてきたのです。
しかし今日、ページをめくる日が来たのです。
今日、4年間の失望を過去のものにする日が来たのです。

To put aside the divisiveness and the recriminations.
To forget about what might have been and to look ahead to what can be.

分裂や非難応報を横において、実現しなかったことは忘れて、これからどうなるかを見据えるのです。

Now is the time to restore the Promise of America. Many Americans have given up on this president but they haven't ever thought about giving up. Not on themselves. Not on each other. And not on America.

今こそアメリカの約束を取り戻すときです。多くのアメリカ人は今の大統領には見切りをつけましたが、諦めはしないのです。自分達に対しては。お互いに対しては。そしてアメリカに対しては。

What is needed in our country today is not complicated or profound. It doesn't take a special government commission to tell us what America needs.

私達の国に今日必要なのはややこしく難解なことではないのです。政府の特別委員会に言われなくてもアメリカが必要なものはわかるんです。

What America needs is jobs.
Lots of jobs.

アメリカは仕事を必要としています。多くの仕事を。

In the richest country in the history of the world, this Obama economy has crushed the middle class. Family income has fallen by $4,000, but health insurance premiums are higher, food prices are higher, utility bills are higher, and gasoline prices have doubled. Today more Americans wake up in poverty than ever before. Nearly one out of six Americans is living in poverty. Look around you. These are not strangers. These are our brothers and sisters, our fellow Americans.

世界の歴史上もっとも裕福な国において、オバマの経済は中間層を潰しました。世帯収入は4千ドルも下がり、健康保険料が上がり、食料費が上がり、光熱費が上がり、ガソリンが2倍高くなりました。今日いままで以上にアメリカ人は貧困になってしまいました。6人に1人近くのアメリカ人が貧困生活を送っています。周りを見渡してください。彼らは他人ではありません。我々の兄弟姉妹だったり、アメリカ人の同志なんです。

His policies have not helped create jobs, they have depressed them. And this I can tell you about where President Obama would take America:

彼の政策は仕事を生み出すのではなく、失わせました。オバマ大統領が我々をどこに導いていっているのか、私には言えます。

His plan to raise taxes on small business won't add jobs, it will eliminate them;
His assault on coal and gas and oil will send energy and manufacturing jobs to China;
His trillion dollar cuts to our military will eliminate hundreds of thousands of jobs, and also put our security at greater risk;

彼の小規模ビジネスへの増税計画は仕事を生みません。仕事を潰すのです。
石炭とガスと石油への彼の攻撃は、エネルギーと製造業の仕事を中国に送ってしまうでしょう。何十億ドルもの軍事費削減は何千もの仕事を消し去り、安全を大きなリスクにさらすのです。

His $716 billion cut to Medicare to finance Obamacare will both hurt today's seniors, and depress innovation – and jobs – in medicine.
And his trillion-dollar deficits will slow our economy, restrain employment, and cause wages to stall.

メディケアの費用を7160億ドルオバマケアのために削ったことで、シニアは被害を被り、薬剤のイノベーションと仕事を減らしてしまいます。
そして彼の数兆ドルの赤字は経済成長を鈍らせ、雇用を厳しくし、賃金の抑制につながるのです。

To the majority of Americans who now believe that the future will not be better than the past, I can guarantee you this: if Barack Obama is re-elected, you will be right.

未来は過去より良くならないだろうと信じるようになったアメリカ人の大多数に対して、私はこれを確実に言えます。バラク・オバマが再当選したら、あなたが思っていることは当たってしまうでしょう、と。

I am running for president to help create a better future. A future where everyone who wants a job can find one. Where no senior fears for the security of their retirement. An America where every parent knows that their child will get an education that leads them to a good job and a bright horizon.

私はより良い未来を創造する手助けをするために大統領選に出馬しています。その未来では、仕事を欲しいと思っている人は仕事を見つけることができます。退職後の生活が安全か恐れずにシニアが暮らせる未来。良い仕事と明るい展望につながる教育を子供達が受けられると親が思えるアメリカ。

And unlike the President, I have a plan to create 12 million new jobs. It has 5 steps.

そして今の大統領と違い、私は1200万の新しい仕事を創造する計画を立てています。それには5ステップあります。

First, by 2020, North America will be energy independent by taking full advantage of our oil and coal and gas and nuclear and renewables.

まず2020年までに北米は自国の石油・石炭・ガスと原子力と再生可能エネルギーを最大活用してエネルギー的に独立します。

Second, we will give our fellow citizens the skills they need for the jobs of today and the careers of tomorrow. When it comes to the school your child will attend, every parent should have a choice, and every child should have a chance.

2つ目に、今日の仕事と明日のキャリアに必要とされるスキルを市民に与えます。あなたの子供が通う学校については、どの親も選ぶ権利があるべきで、どの子供もチャンスが与えられるべきです。

Third, we will make trade work for America by forging new trade agreements. And when nations cheat in trade, there will be unmistakable consequences.

3つ目に、新たな貿易条約を結んでアメリカに貿易の仕事をもたらします。そして貿易で不正をする国家があれば、間違いのない結果が待っているでしょう。

Fourth, to assure every entrepreneur and every job creator that their investments in America will not vanish as have those in Greece, we will cut the deficit and put America on track to a balanced budget.

4つ目に、起業家や仕事を創り出す人たちには、アメリカでの投資はギリシャでのように消えたりはしないということを約束します。赤字を減らして、アメリカをバランスの取れた予算にもどします。

And fifth, we will champion SMALL businesses, America's engine of job growth. That means reducing taxes on business, not raising them. It means simplifying and modernizing the regulations that hurt small business the most. And it means that we must rein in the skyrocketing cost of healthcare by repealing and replacing Obamacare.

そして5つ目に、アメリカの雇用発展のエンジンとなる小規模なビジネスを応援します。つまり企業への税金を増やすのではなく、減らします。小規模ビジネスを苦しめる規制を簡潔にして近代化します。オバマケアをやめて福祉のコストを抑制します。

Today, women are more likely than men to start a business. They need a president who respects and understands what they do.

今日、男性よりも女性のほうが起業するようになりました。我々はなぜ彼女達がそうするのか理解できる大統領が必要です。

And let me make this very clear – unlike President Obama, I will not raise taxes on the middle class.
As president, I will protect the sanctity of life. I will honor the institution of marriage. And I will guarantee America's first liberty: the freedom of religion.

そしてこれを明確にしておきたい・・・オバマ大統領と違って、私は中間層への税金を上げたりしない。大統領として、命の神聖さを守り、結婚という制度を尊重する。そしてアメリカの第一の自由を保証します。宗教の自由を。

President Obama promised to begin to slow the rise of the oceans and heal the planet. MY promise...is to help you and your family.

オバマ大統領は海洋の上昇を遅らせ、惑星を救うと約束しました。私達の約束は、あなたとあなたの家族を救うことです。

I will begin my presidency with a jobs tour. President Obama began with an apology tour. America, he said, had dictated to other nations. No Mr. President, America has freed other nations from dictators.

私は職業ツアーから大統領の仕事を始めます。オバマ大統領は謝罪ツアーから始めました。彼は言いました。アメリカはほかの国家を指図してきたと言いました。違いますよ、大統領。アメリカはほかの国家を圧制から救ってきたのです。

Every American was relieved the day President Obama gave the order, and Seal Team Six took out Osama bin Laden. But on another front, every American is less secure today because he has failed to slow Iran's nuclear threat.

すべてのアメリカ人はオバマ大統領が指示を出したときほっとしました。Seal Team Sixはビンラディンをやっつけました。しかしほかの前線では、アメリカ人は今日不安な状況です。なぜなら彼はイランの核開発の脅威を抑えられなかったから。

In his first TV interview as president, he said we should talk to Iran. We're still talking, and Iran's centrifuges are still spinning.

大統領として初めてのTVインタビューで、彼はイランと話し合うべきだと言いました。我々はまだ話し合っていますが、イランの遠心分離機はまだ回り続けています。

President Obama has thrown allies like Israel under the bus, even as he has relaxed sanctions on Castro's Cuba. He abandoned our friends in Poland by walking away from our missile defense commitments, but is eager to give Russia's President Putin the flexibility he desires, after the election. Under my administration, our friends will see more loyalty, and Mr. Putin will see a little less flexibility and more backbone.

オバマ大統領はカストロのキューバへの制裁を緩和しておいて、イスラエルのような同盟国を追いやりました。彼は選挙後にロシアのプーチン大統領に彼が望む柔軟性を認めると言っておいて、ミサイル防衛協定から手を引いたことでポーランドの友人を見捨てました。私が大統領になったら、友人は更なる忠誠を見ることになるだろうし、プーチン氏は柔軟な姿勢を見ることが少なく背中を見ることが多くなるでしょう。

We will honor America's democratic ideals because a free world is a more peaceful world. This is the bipartisan foreign policy legacy of Truman and Reagan. And under my presidency we will return to it once again.

私達はアメリカの民主精神は尊重します。自由な世界はもっと平和な世界なのだから。これがトルーマンとレーガンの二大政党が手を組んだ対外政治の遺産です。私が大統領になったら、またその状況に戻します。

You might have asked yourself if these last years are really the America we want, the America won for us by the greatest generation.

あなたはこの数年がアメリカが本当に欲していたものなのか、先人達が我々のために勝ち取ったものなのかと自分に問いただしたかもしれません。

Does the America we want borrow a trillion dollars from China? No.

アメリカは中国から一兆ドルも借りたかったでしょうか。いいえ。

Does it fail to find the jobs that are needed for 23 million people and for half the kids graduating from college? No.

2300万人の人と大卒の半数が必要としている仕事を見つけられないのだろうか。いいえ。

Are its schools lagging behind the rest of the developed world? No.

学校はほかの先進国に遅れをとっているんだろうか。いいえ。

And does the America we want succumb to resentment and division? We know the answer.

アメリカは憤りと分裂に屈するのだろうか。答えは分かっていますね。

The America we all know has been a story of the many becoming one, uniting to preserve liberty, uniting to build the greatest economy in the world, uniting to save the world from unspeakable darkness.

我々の知るアメリカは多くが一つにまとまると言う物語でした。自由を守るために団結し、世界で一番すばらしい経済を作るために団結し、言い得ない暗闇から世界を守るために団結してきました。

Everywhere I go in America, there are monuments that list those who have given their lives for America. There is no mention of their race, their party affiliation, or what they did for a living. They lived and died under a single flag, fighting for a single purpose. They pledged allegiance to the UNITED States of America.

アメリカはどこにいっても、アメリカのために命を捧げた人のリストが書かれたモニュメントがあります。彼らの人種や支持政党や職業は書かれていません。彼らは1つの旗の下に生き、死んでいったのです。彼らはアメリカ合衆国に忠誠を誓ったのです。

That America, that united America, can unleash an economy that will put Americans back to work, that will once again lead the world with innovation and productivity, and that will restore every father and mother's confidence that their children's future is brighter even than the past.

このアメリカは、一丸となったアメリカは、経済を解き放ちアメリカ人を仕事につかせることができます。イノベーションと効率化で世界を再びリードするのです。すべての父親と母親が昔より輝かしい未来が子供が待っていると自信を持てるようになるのです。

That America, that united America, will preserve a military that is so strong, no nation would ever dare to test it.

このアメリカは、一丸となったアメリカは、とても強力な軍隊を保持し続け、どんな国家もその強さを試そうとはしないでしょう。

That America, that united America, will uphold the constellation of rights that were endowed by our Creator, and codified in our Constitution.

このアメリカは、一丸となったアメリカは、我々の創造者に与えられた権利を掲げ、憲法を信頼するのです。

That united America will care for the poor and the sick, will honor and respect the elderly, and will give a helping hand to those in need.

この一丸となったアメリカは貧しい者と病める者を労わり、年老いたものを尊敬し、必要とする人を助けるのです。

That America is the best within each of us. That America we want for our children.

このアメリカは我々一人ひとりの中の最良の部分で成り立っているのです。我々の子供達にふさわしいアメリカとは。

If I am elected President of these United States, I will work with all my energy and soul to restore that America, to lift our eyes to a better future. That future is our destiny. That future is out there. It is waiting for us. Our children deserve it, our nation depends upon it, the peace and freedom of the world require it. And with your help we will deliver it. Let us begin that future together tonight.

私がアメリカ合衆国の大統領になったら、アメリカを復活させ、より良い未来に目を向けさせるために全身全霊を注ぎます。その未来は我々の運命なのです。その未来がそこにあるのです。私達を待っているのです。子供達にそのような未来が来るべきで、国家はその未来に左右され、世界の平和と自由はそんな未来を必要としているのです。
皆さんの力で実現させましょう。共に今夜、未来を始めようではありませんか。

~~~~~~~~~~

どうでしょうか。
誤訳に気付いたらコメントください(汗)。

オバマ大統領の政策への批判と、自己紹介と、古きよきアメリカを取り戻そうね!未来に向けて団結してがんばろうね!という内容でした。(乱暴なまとめ)


参考:
Transcript of Mitt Romney's speech at the RNC


次回はオバマ大統領の民主党党大会2012でのスピーチです。
→「オバマとロムニーの演説って大違い!アメリカ大統領選(2)


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