2012年6月30日土曜日

大人気の赤ちゃんグッズ

子供ができると色々な方がお祝いをくださるのですが、そのとき「何がほしい?」といわれて、ちょっと悩んでしまいました。
洋服もほしいけど、数ヶ月先のものだとサイズとシーズンのマッチングが難しい?もらいすぎても使い切れない?
おもちゃもいいけど、使わなかったらもったいないなぁ。なんて。

そこで、Amazon.comで「自分では買わないけど貰うとうれしいもの」を基準に、人気のある商品をチェックしてみたところ、結構ほしいものがありました!そして早速妹にリクエストしておきました(笑)。


まずはこれ。




光る亀さん。背中の甲羅が暗いところで星を壁に映し出します。真っ暗だとコワくて眠れなーい!というお子さんにぴったり。日本にいる甥っ子姪っ子にお土産で持っていったら、取り合いになっていました。

次は、布絵本。



布なら幼い子供がカミカミしてもひっぱっても問題なし!
色がカラフルで、立体的になっているので触るのも楽しい。紙の本に行く前に、これで本に慣れてくれるかな~なんて期待してしまいます。


単純に、可愛いから欲しいこのリュックサック。
サイズは約25 x 10 x 27 cmで、1~4歳くらいの子が使えるみたいです。他にはてんとう虫、カエル、ライオンなど11種類のデザインがあります。オシメとか、おもちゃとか、タオルとか、お出かけのときに自分のものを入れて持ってもらいたい・・・。


これはぬいぐるみ付のオシャブリ。他にはサル、ヒツジなどのデザインがあります。
オシャブリを使う場合は、可愛い動物つきだとなくなりにくいし、持ちやすいし、とにかく可愛い・・・。
ただ、洗うときはぬいぐるみとオシャブリは分離できないので一緒に洗うことになります。


音のなるぬいぐるみ。ヒツジバージョンもあります。
ぬいぐるみから出る音(水が流れる音とか)を聞かせながらあやすものらしい。子供のお友達になれるかな?

どれもかわいい~。プレゼントされなかったら、自分で買ってしまいそうです。


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2012年6月25日月曜日

アメリカで子供の出生証明書を取る

アメリカで生まれた子供はアメリカ人になれる、ということで、一応アメリカで出生届を出して出生証明書(Birth Certificate)を取得しました。

入院前の看護師による説明・入院登録手続きの際、出生届の書類作成を手伝ってもらい、出産後は病院で届出をしてくれました。

約14日後に登録されるとのことだったので、16日後に病院のあるカウンティの所定のオフィスに行くと、簡単な書面で取得申請してその場で出生証明書をもらうことができました。一枚15ドル。
この証明書、日本への出生届&国籍留保申請とアメリカのパスポート申請に必要なのです。

それにしても、あっけないくらい手続きが簡単。
これで息子はアメリカ人となりました。

アメリカとしては、人口が増えたほうが税収も増えるから出生したら国籍を与えてるのかな。
日本人は移民国家のアメリカと違って血統にこだわる人が多いから、人口が減少していってもアメリカのようにはしないんだろうなぁ。

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出産のお値段 ~アメリカで出産~

先日出産した病院は、病院内に写真スタジオ(といっても小さな部屋だけど)があり、そこで生まれたばかりのわが子の写真を撮ってもらえます(有料)。
出来上がった写真はこちら。


キュート♪(←親バカ) そして、毛深い・・・。(笑)
今はもうちょっと賢そうな顔になってます。


冷めた顔だなぁ。
表情が変わると人相も変わるので、赤ちゃんて不思議です。自分に見えたり、おじーちゃんに似てるなと思ったり。

私がお世話になったのはIU Health Ball Memorial Hospital (Muncie, Indiana)。
遂に生まれました!~アメリカで出産・無痛分娩~」と「出産から退院まで ~アメリカで出産・無痛分娩~」で書いたように、母子へのケアが行き届いた良い病院でした。


さて、本題。
病院から先日の出産の費用請求が来ました。
請求額を見てびっくり。


15,252ドル でした。


80円換算でも122万円くらいです。3日間の分娩~退院までで。
事前に確認してなかった・・・。
アメリカの医療機関て、夫がMRIをやったときもそうでしたが、事前にいくらかかるよ、って、聞かないと教えてくれないんですかね。まあ、聞いたところで「じゃあ産みません」とは言わなかったけど。


夫の会社の健康保険が適用されるので、自己負担は2,898ドル。23万円くらいですね。これなら日本の産婦人科より安いくらいかな。
それから、事前の妊婦検診の保険適用後自己負担が1,700ドルくらいありました。出産直後の子供の診療費が250ドルくらい。


1人産むのにすごい出費!
保険がない人は何か政府の支援が受けられるんでしょうか。


Cost of Baby Delivery (by Cost Helper)という記事によれば、アメリカの出産費用はこんなものらしいです。普通分娩の場合は$9,000~$17,000かそれ以上。帝王切開は$14,000~$25,000またはそれ以上とか。


病院関係はアメリカはコストが高いですね。
日本の保険診療コストと質を考えると、普段の医療環境は日本のほうがよいかも。



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2012年6月23日土曜日

インディアナで不動産を探す Part3

インディアナで不動産を探す Part1」「インディアナで不動産を探す Part2」に続き、Part3です。
出産があったので、しばらくこのトピックを放置してしまいました・・・。
1時間~2時間おきの授乳で寝不足のため、ちょっと手抜きして書きます。


<不動産の購入意思を提示する>

買いたい不動産が決まったら、不動産屋さん(Realtor)を通して正式な文書で購入意思を相手に提示します。このとき、もちろん売り出し価格よりも低い値段で提示することもできます。他にもその物件にオファーが入っていれば価格競争になりますが・・・。

ローンで購入する場合、オファーを出す前に銀行からpre-approvalをもらっておくと交渉がスムーズです。pre-approvalは、銀行に予め自分の財務状況や購入予定物件の情報を伝えておき、ローンの事前審査をパスしておくこと。ローン会社によって条件が違うので、比較しておくとよいです。

<物件の詳細調査をする>

購入意思を伝えたら、物件自体の詳細な調査を行います。
この時お世話になるのがInspectorと呼ばれる人。住むのに必要な修理箇所や規制に違反しているところがないか、調査してレポートを作ってくれます。特に古い物件を買う場合は、買ったあとで大きな修理が発生しないように、十分チェックする必要があります。屋根の修理はお金がかかるので、屋根をちゃんとチェックしてくれるInspectorがいいみたいですね。

ここで重大な欠陥が見つかった場合、オファーの取り消しや価格交渉、購入までに修繕するよう要求するなど、手を打てるように購入意思を伝える書面に記載しておくようです。
Inspectorは人により作業とレポートの質がまちまちらしいので、口コミサイトで調査したり、不動産関係の知り合いに紹介してもらうとよいですね。(売主のRealtorに紹介を依頼すると、売るために”いいレポート”を書く人を紹介されてしまう可能性があるので注意ですが)

~~~~

ここまで、購入について調べた限り分かったことをまとめてみました。

このあとは、契約成立させて、不動産の所有権を売主から買主へ移すためにTitle Companyという業者に手続きを依頼するようですね。この辺は実際売買したことがないのでどんな感じなのか分かりませんが。

アメリカの不動産は今まだお買い得価格のものも多く、中古市場が日本より活発なので、投資するにはいいなぁと思いますが、外国人としてアメリカでローンを組むのが難しいので、資金調達のハードルはありますね。1000万円でも賃貸に出せる物件が多いので、お金がある人はレバレッジを考えなければ現金購入でいけると思いますが。


不動産に関連して、面白いテレビ番組があるので紹介します。
HGTVというチャンネルなのですが、家と庭のリフォームや賃貸についての番組を放送しています。エピソードは「TV>Full Episodes」からオンラインで見られます(日本から見られるかはわかりませんが)。

どれも面白い番組ですが、オススメは「Income Property」と「The Stagers」。
「Income Property」は、賃貸できるように家の一部をリフォームする番組。つまらない普通の部屋が素敵なレンタル物件に大変身です。完成予想図の3D表現がリアルですごい。ホストもかっこいい(関係ないか)。

「The Stagers」は物件を売り出す人が雇うStagerの仕事ぶりを追いかけるもの。Stagersとは、売ったり貸し出したりする部屋が魅力的に見えるように、家具や絵などをレンタルでそろえてくれる人。
よくマンションのギャラリーにいくと、センスの良い家具が揃えられていますよね。ああいう仕事です。番組で売りに出す物件が「ミリオンダラー」越えだったりするので、家具もモダンかつ豪華で見ごたえがあります・・・。

ついつい見ていると自分でリフォームしたくなりますが、腕に自信がないのであきらめてます。
是非チェックしてみてください。

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2012年6月21日木曜日

アメリカ市民権・永住権を放棄する人たち その2

先日書いた「アメリカ市民権・永住権を放棄する人たち」に関連するニュースが日経新聞にでてました。

米国人の課税逃れ防止、邦銀の負担回避へ 
日経新聞 2012/6/21 21:00
(一部抜粋) 
申告納税の米国では、米当局による調査の手が届かない海外の金融機関に口座を設け、資産を隠す例が後を絶たない。米政府はこれを取り締まるため、米国外のすべての金融機関に対し、米国人の口座情報を米当局に届け出るように求める外国口座税務コンプライアンス法(FATCA)を13年1月に施行する。 
日米両政府はこれを受け、米国の個人や法人が日本の金融機関に持つ口座の残高といった情報を米国に伝える規則を作る。具体的には、日本の金融機関は米国人の口座を特定し、米国に情報提供して良いかどうかを口座の名義人に同意をとる。同意を得れば、口座の名義人や口座番号、残高を米内国歳入庁に伝える。
同意を得ていない口座については、その合計数や残高の総額といった名義人を特定できない情報を米国に伝える。米政府が資産隠しなどの疑いを持った口座は、日米の租税条約に基づいて日本の国税庁に情報を求め、提供を受ける仕組みにする。こうすれば、日本の金融機関は個人情報保護法に違反しない。 


IRSのForeign Account Tax Compliance Act (FATCA)の説明はこちら→FATCA


アメリカってすごい国ですね・・・。他の国の金融機関に、「おい、アメリカ人の口座情報をよこせ。この法律に従わなかったり、情報を渡さなければ、おたくの銀行が持ってる米国債券・株式等の利息や配当などに多額の課税(源泉徴収30%)をするぞ。」って法律を作るんだから・・・。 
※ 私の理解が間違ってたらご指摘ください・・・。

外国の銀行にしてみれば、他国の法律で業務増加+ITシステム変更=コスト増加になるんだから、文句もいいたくなりそうです。 

ドラえもんのジャイアンでさえこんな横暴じゃないような。
さすがアメリカ。


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2012年6月15日金曜日

アメリカのオムツのお値段

出産から2週間が経ちました。
赤ちゃんは、食べる、出す、寝るの毎日です。

母乳育児をしているため、授乳間隔が1時間~2時間で、かなり疲労中です。昨日なんか、「あ、授乳しながら寝ちゃった!赤ちゃんをベッドに戻さなきゃ・・・」と思って起きたら、息子はベビーベッドの中にいました。夜中の30分の貴重な睡眠中にも、授乳している夢を見ていたのでした。

最初の10日間は左側のお乳をうまく吸ってくれなかったので、搾乳して30~40ml/回与えていたのですが、この時は2時間以上寝てくれていました。きっとお乳から直接吸うときはもっと少なくしか飲めていなくて、お腹がすいて授乳間隔が短くなってしまうんでしょうね・・・。母乳の出が増えれば解決するということなので、しばらく辛抱です。
あと、哺乳瓶から吸うときはゴクゴクいくのに、お乳から飲む時は5分経過くらいから半分寝た状態になってしまうのも、飲む量が少なくなる原因でしょうか。寝ないようにホッペをツンツンして声をかけても、あまり効果なし。飲むなら飲んでくれ。

授乳と共に大変なのが、オムツの交換。
生後1日目からオムツ交換の毎日・・・。母乳で育てていると、ウンチの回数は粉ミルクの場合より多いそうです。私は1日に大体12回くらい交換しています。回数こなしているのでさすがに手早くできるようになってきました。

気になるのがオムツとワイプ(お尻拭き)にかかる費用です。
オムツは1日12回交換。
ワイプはオシッコだけのときは1枚、ウンチは2枚でやっています。交換のうち8割はウンチ有なので、それを10回とすると・・・
ワイプは2枚×10回(ウンチ)+1枚×2回(オシッコ)=22枚/日使う計算になります。

よく売っているオムツブランドで計算すると、30日間で使うオムツ代は・・・
Parent's Choice Economy Box Diapers (Walmart)
$0.13/枚 × 12 × 30 = $46.8

HUGGIES Little Snugglers Diapers 
$0.21/枚 × 12 × 30 = $75.6
Pampers Swaddlers Super Pack
$0.26/枚 × 12 × 30 = $93.6

※値段はwalmart.comの掲載価格

ワイプは22 × 30 = 660枚/月に使うとすると、
Parent's Choice - Unscented Baby Wipes, 700count 
$11.97
これだと1セットで足りるけれど、


HUGGIES - Simply Clean Baby Wipes Refills, 8pk (600count)  
$12.47
Pampers - Sensitive Baby Wipes and Refill Bundle, 512 count
$17.50
これだと1ヶ月もたないってことですね・・・。

Pampersブランド、品質的にはオムツもワイプも気に入っているのですが、その分だいぶお高いです。
WalmartブランドのParent's Choiceは安い・・・さらにネットのレビューを見る限りは、評判も良いです。自分でも友人にお試しでいただいたParent's Choiceのオムツを使ってみましたが、吸収力は問題なさそうでした。ただ、ウチの息子の胴回りが細いせいか、ちょっと緩い感じも・・・?ウンチの量が増えたときにはみ出さないかどうかは、もうちょっと使ってみないと分かりません。

とはいえ、かなりブランドにより金額差があるので、安いブランドも混ぜながら使ってみたいと思います。


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2012年6月10日日曜日

妊娠・出産後に使えるiPad/iPhoneアプリ ~アメリカで出産~

出産から11日経過して、子供の授乳リズムにまだ慣れず寝不足の毎日です。ブログ更新している暇があれば寝れば、と自分で突っ込みつつ、それでも更新したいと思います。しばらくは家に引きこもりになると思うので更新頻度は低くなるかも知れませんが・・・。

今回は私が妊娠中~出産後の今使っていて便利だと思ったiPad/iPhone用のアプリを紹介します。
私が使ったのは英語版のアプリです。

sprout
iPad・iPhone/英語版日本語版

 sproutは妊娠期間中の胎児の成長(3Dイメージ)や母体の変化について学べるアプリ。なんと日本語版もあるようです。
自分の妊娠周期に合わせてそのタイミングにあわせた情報が表示されます。胎児のキックカウンター、自分の体重管理、陣痛タイマーといった便利ツールもついてます。

私はマタニティ関連の英単語やアメリカでの妊娠中の常識について学んで、医師と会話できるようになりたかったので、これを読んで勉強しました。

情報量は十分ありつつ、文章の量はそんなに多くはないので辞書片手に読んでも読みきれると思います。お試しを。


Baby Connect
iPad・iPhone/英語版- Google Play版あり(for Android)

Baby Connectは赤ちゃんの日々の活動を記録しておける便利なアプリ。授乳、オムツ、睡眠、遊びなど、色んな活動を簡単な操作で入力できます。
例えばオムツなら、Diaperを選んでWet(オシッコ)かBM(Bowel Movemet、ウンチ)か選択、ウンチなら状態と色を選択。
保存ボタンを押して完了。
デフォルトの設定時間は操作をしたタイミングなので、これでオムツ交換と時刻が記録されます(時刻は任意の日付・時間を入れることもできます)。
授乳はボトルかお乳かを分けて記録したり、お乳の場合は左右どっちの胸で何分授乳したかを自分で入力したり、タイマーを使って入力することができます。

これで記録をしておくと、前回のオムツや授乳が何時間何分前か表示されるので、次のタイミングの目安になります。また、日々のオムツ・授乳回数をグラフ化でき、生活リズムを簡単に見ることが出来ます。

そのほか、お医者さんの受診日、ワクチン接種日など、赤ちゃん関係で記録しておきたいことはこれで大抵カバーできるんじゃないかと思えるほどよくできたアプリです。

http://www.baby-connect.com のページからウェブ版にもログインでき、自分以外の人が活動記録を足すこともできますし、iPhone/iPadを持たないほかの人と赤ちゃんの記録を共有することもできます。

少なくとも赤ちゃんのリズムが安定するまではお世話になりそうなアプリです。


<赤ちゃんを落ち着かせるアプリ>


下の2つは、なかなか寝付かない赤ちゃんを落ち着かせるために使えるアプリ。
驚き!赤ちゃんが泣き止むDr.Karpの5S」にも書きましたが、「シーッ」という音を聞かせると、赤ちゃんは落ち着きやすいのです。
この 「シーッ」 をやってくれるのがBaby Shusher。


Baby Shusher
iPhone/英語版 - Google Play版あり(for Android)


「シーッ」という音を流し続けるアプリ。タイマーをかけることができます。
また、赤ちゃんの鳴き声を検知して、赤ちゃんが大声で泣いているときは大きな音で、小さい泣き声のときは小さい音で「シーッ」をやってくれるという面白い機能つき。自分の声を録音して流すこともできますよ。

Swaddlingして、ゆらゆらさせながらこれを流せば落ち着く・・・といいですね。うちの息子は、これで泣き止むこともあります。
ずっと自分で「シーッ」ってやるのは疲れるので、重宝してます。


BabyShush
iPhone/英語版


こちらは「シーッ」のかわりにwhite noiseとよばれる「ガー」「ゴー」「ザー」といった音を出してくれるアプリ。
せせらぎ、せみ、小川、ファン、ドライヤーなど13種類の音から、自分の赤ちゃんに効果がある音を選んでタイマーで再生できます。

私は「シーッ」に飽きたらこっちを使ってます。夜、静かな状態より、少しこういった音があるほうが赤ちゃんは落ち着いてくれるように思います。


便利なアプリを使って、少しでも育児を楽にしたいですね。

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2012年6月5日火曜日

日米の新生児ケアの違い ~アメリカで出産~

アメリカで出産してから48時間後、退院の日がやってきました。
といっても夜中に出産した人に、48時間経ったら「はい、出てってください」ということではありません。48時間経過後の日中好きな時間に帰っていいよ、ということらしいです。

<なぜ退院が48時間後なのか>

アメリカでは生後48時間を経過した赤ちゃんに、新生児スクリーニング(Newborn Screening)という検査を実施することが義務付けられています。内分泌系、血液、ホルモン関連の検査らしく、重大な健康障害の原因となる要素がないか調べるようです。
各州で実施されている新生児スクリーニングの情報はこちら→National Newborn Screening Status Report

私の場合夜中の2時に産んだので、2日後の2時に看護師が赤ちゃんを検査室へ連れて行ってました。

これが終わると、あとはお家で療養してね、と色々な注意事項を申し渡された後に帰されるのです。

<初期のお風呂はスポンジバス>

3日目にお家に帰ったら、早速自力での育児の始まりです。
初産の私が授乳の次に心配だったのが沐浴。裸の子供は抱きにくい・・・。新生児のお風呂の入れ方でアメリカが日本と違うのは、「へその緒がとれるまで赤ちゃんのオヘソをお風呂のお湯につけないこと」という指導があることと、へその緒は特に消毒せず、乾いた綿棒でお風呂上りに水分を取ってあげるだけでいいよ、というところです。

入院中に一度お湯で体を洗ってもらった後は、へその緒が取れるまでしばらくスポンジバスになります。お湯を数センチだけ容器に溜めて、ガーゼタオルで体をぬぐってあげる程度です。

確かに、お湯に極力浸けなかったので、息子のへその緒はカラカラで、全くジグジグしてくる様子は見られません。


また、へその緒がとれたあとも、沐浴は毎日ではなく数日に1回でいいよ、とか、石鹸を使うと体が乾燥しやすいので石鹸は数日に1回使うほうがいい、という指導もあります。これは日本とは違いますね。

<生まれてすぐ拘束着着用>

生まれた直後から日本の赤ちゃんは服を着た状態でベッドに寝かされるのではないかと思いますが、私の病院ではオムツをつけた状態の上からタオルでSwaddlingしてました。Swaddlingについては
驚き!赤ちゃんが泣き止むDr.Karpの5S」に書きましたが、要は簀巻き状態にすることです。

ギュギュウーっとタオルでくるまれて頭だけ出た状態の赤ちゃん・・・可愛い・・・。これって、ある種の拘束着ですよね・・・。この状態にされると、赤ちゃんは静かにしていてくれて助かりました。

Dr.Karpの5Sが面白かったので、家でも早速泣き出した息子にやってみました。身体的な不快感で泣いているのでなければ、このやり方で静かになることが多いです。でも100%じゃなかったですね。
Swaddlingエキスパート(自称)の夫に言わせると、ポイントは手がバタバタしないようにがっちりくるむこと。泣いている赤ちゃんはジタバタしているので結構包むのが大変ですし、包んでいる間に大泣きするので躊躇してしまいますが、心を鬼にして正しくSwaddlingすると、巻き終わった瞬間静かになることも。伸縮性の少ないタオルの方がうまく巻けます。


育児開始から6日間で感じた日米の違いでした。今後も何か面白い違いがあればまとめて書いてみたいと思います。

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2012年6月4日月曜日

出産後の退院で必須のアイテム カーシート ~アメリカで出産~

インディアナ州では、8歳以下の子供を車に乗せる場合、チャイルドシートの使用が義務付けられています。日本では6歳でしたっけ。

とはいえ、日本だと小さな子供の場合は大人が抱っこして乗るという違反をしているケースもたまに見受けられます。しかし、アメリカではその辺かなり厳しくチェックされているように感じます。

新生児用の一般的なカーシートはバスケットのような形で、進行方向後ろ向きに取り付けるタイプになっています。インディアナ州では20ポンド以下の新生児~1歳児はこのような後ろ向きシートを推奨しています。
このカーシートはベースとなる部分をシートベルトで固定し、その上にバスケットをカチッとはめ込んで使います。
メーカーによっては、ショッピングカートの子供を乗せる部分にはめてつかえるものもあります。

プレママ教室で知ったのですが、カーシートには使用期限があるんですね。カーシート本体のどこかに記載されていて、製造日から6年が一般的なようです。これは、最新の安全基準に対応できるようなるべく新しいものを使うようにするため、という意味もあるようですが、シートの素材が劣化するのとメーカーが安全テストするときに条件をつけて行っているからということのようです。

出産後の退院時はこのカーシートのバスケット部分をお部屋までもっていき、看護師さんに子供の乗せ方をチェックしてもらってから帰ります。カーシートがないと家に帰してもらえないらしいので、これは必須アイテムですね。

また、病院スタッフによるとカーシートに乗った新生児はおとなしくしていることが多いとか。うちの子も、乗せたらスヤスヤと眠りだしました。Swaddling(布で体を簀巻きにする)と同じく、体をキュッと固定された安心感があるんでしょうか。

このバスケットのまま子供をショッピングやレストランに連れて行く人を良く見かけます。
使いやすいカーシートを選んで、楽しくドライブしたいですね。

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2012年6月3日日曜日

出産から退院まで ~アメリカで出産・無痛分娩~

遂に生まれました!~アメリカで出産・無痛分娩~」に引き続き、退院までの様子について書いてみます。
1、2時間おきに起きて育児する状態が4日続いて、なんだか記憶も曖昧になってます(笑)。

<手厚い母子の健康状態チェック>

分娩後、切れた箇所の縫合(会陰切開はしてませんが、切れました(泣))が終わると、しばらく分娩室で家族3人の時間を過ごします。2、3時間経って、Epidural(無為痛分娩の麻酔)が切れはじめ、足に感覚が戻ってきたころに出産後用のお部屋に皆で移動。車椅子にのせられ、廊下を行くとオルゴールの子守唄が聞こえてきます。
「あなたたちのための音楽よ」と看護師さん。分娩室のあるフロアでは、一日に何度もこのオルゴールが聞こえてきて、「ああまた赤ちゃんが生まれたんだな~」と幸せのおすそ分けを貰った気分になります。

産後のお部屋では、母親用ベッドのすぐ脇に透明なプラスチック製の赤ちゃんのベッドがあります。ここで専属の看護師さん達が12時間シフトで退院まで面倒を見てくれました。2,3時間おきに赤ちゃんと母親の体温・心拍数・血圧(母)を計って、悪露と子宮の状態をチェック。赤ちゃんが部屋を離れるのは赤ちゃんの血液検査と聴力検査の時だけで、あとは産婦人科医・小児科医・授乳指導員・看護師さんがこの部屋で診察・測定・カウンセリングを行ってくれました。

<授乳って大変>

初めての出産のため、授乳の仕方もよくわからず不安でしたが、入院中に授乳指導員(Lactation Consultant)が来て子供の抱え方や乳首のくわえさせ方を教えてくれました。
日本の産科では3時間おきなど時間を決めて授乳させているようですが、こちらでも最低2~3時間に1回(8~12回/24時間)はお乳をあげるように、と言われます。また、泣くまで待つのではなく赤ちゃんが口をパクパクしたり、指をしゃぶったりする授乳サインに注意して、先手を打って授乳させるほうがよいそうです。ぐずりだしてからだと、乳首に吸い付くまで時間がかかるとか。
授乳とオムツ取替えの時間・回数は全て病院のチェックシートに記録して看護師に伝えました。

最初はリズムがつかめず、1~2日目は1時間おきに赤ちゃんが泣いた時授乳・オムツチェックをしていて疲労しました・・・。この時点ではお乳があまり出ないので、オシャブリがわりに吸わせる感じ。お乳が本格的に出るのは3~5日目で、それまで赤ちゃんが飲むお乳が少量でも大丈夫だよ、と小児科医に言われました。
1回の授乳量が少なかったため、頻繁に授乳していて乳首がイタイことに・・・。これを授乳指導員に相談すると、ブラをするときに付けてね、とブレストシェルと呼ばれるプラスチックのケースを渡されました。ドーム状のカップの裏にドーナツ状のカップが付いたようなもので、ドーナツ状のほうを乳首に向けて付けることで乳頭を保護することができます。漏れでた母乳も中にたまってくれるのでブラが汚れない!これは便利ですねー。
(もらったのとは違いますが、こんな感じのものです。→Breast Shell

こんな具合に、授乳に不安を持っていたのですが小児科医や授乳指導員に相談すると何でもすぐ解決。疑問を解消する機会が多く、色々モノもいただき、安心して赤ちゃんに向き合うことができました。

<病院食もアメリカン>


病院では1日3回の食事と3回のオヤツがでました。内容はこんな感じ。

朝は卵料理とパン・スコーン、シリアル&牛乳、ジュース、コーヒー(デカフェ)。
昼はサンドイッチやハムラップとケーキ類、コーヒー。
夜はささみフライ、フライドポテト、スープ、デザート。
オヤツはアイスクリーム、クラッカー、ヨーグルトなどと牛乳でした。
野菜少な目なところがアメリカっぽい・・・。逆にプロテインは授乳を考えてのことか、多めになってました。


<公的な手続きも完了>

入院した際に病院から新生児のケアに関する冊子と共に、出生証明書の申請書類を渡されました。私達は事前に看護師と一緒に書類を作る機会があったため、そこで作ってもらったものに赤ちゃんの名前を書き込んで病院の担当者に提出。
病院で出生届とSSN(Social Security Number)の申請を行ってくれるので、あとは数週間後に各機関に出来上がった書類を取りに行けばOK。

アメリカで出生証明書が取れたら、日本への出生届はシカゴ領事館から取り寄せた書類に記入後郵送すればよいです。

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泣いても可愛い♪(←親バカ)
退院までの数日間、ほぼ徹夜で授乳・オムツ取替えをしていたので、1日がすごく長く感じられました。赤ちゃんが泣く理由も初めはピンとこなくて、ちょっとぐずられただけでスグ起きてしまいます。これじゃ体力持たないですね。

でも5日目にして、ちょっとはコツがわかりましたよ!

2時間~3時間おきに授乳サインを出しているかチェックしてお乳をあげると、やっぱり泣いてから授乳するより断然楽!
このタイミングでお乳を飲みたがらないときは、(1)オムツが汚れている(2)お腹にガス(3)ゲップでそう、のどれかが多い。

お腹がゴロゴロ~っとなるのが気持ち悪いらしく、オナラが出る前にかなり激しく泣きます。泣かないようにするため、授乳後にすぐゲップを出させたほうがオナラが溜まりにくそう。

今のところ、「お腹すいた」「オムツ汚れた」以外で泣くのは「オナラでるぅ」「ゲップでるぅ」「寝付けなーい」「寒い」のどれかでした。「泣く」でそれだけを表現されても・・・。消去法で推測してあげるしかないんですね。夜中だとちょっと辛いけど、おかーさんがんばるよっ!



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