2012年10月11日木曜日

副大統領ディベートはバイデンが健闘かな ~アメリカ大統領選~

先ほどアメリカ大統領選の一環、副大統領候補のディベートが終わりました。
リビアの米大使殺害、税金、メディケア、国家安全、中絶などについての話題で討論が行われましたが、2人とも分かりやすく主張を展開できて、良いディベートだったと思います。

今回の踊るヒット賞はロムニー氏がうっかり言ってしまった「47%発言」についてライアン氏が言ったフォロー:「時には意図していない事を言ってしまうこともありますからね」でしょう。バイデン副大統領がよく失言することにかけて言った冗談でした。

ただ、税政策の点で、税金を減らすと言いながらどうやって減額分をまかなうつもりなのかという質問に対し、ライアン氏は納得のいく答えを言えませんでしたね。うーん本当にどうするつもりなのか。
共和党は「small business」に対して税金を減らす、といっていますが、彼らのsmall businessの定義の中には稼ぎの良い(個人で年間200,000ドル以上収入がある)個人事業主も入っているんですよね。だから「金持ちの税金は減らさなくて良いのに」と民主党に攻撃されています。今年末に期限が切れるブッシュ時代の税金優遇措置を年収200,000ドル以下の人(夫婦で250,000ドル)に限って延長する措置をオバマ大統領が提案していますが、ロムニー氏は「高収入の個人事業主への増税は雇用を鈍らせてしまう」と反対しています。

共和党は小さな政府を支持していますので、彼らが勝ったら色々な補助や福祉が削られるはずですが、税金も減らすんじゃ、削りきれないんじゃないかなー。だってどっかの国の民主党も、事業仕分けで多額の予算を減らすはずが、減らせなかったし。アメリカもねじれ国会だし。

1回目のディベートはオバマ大統領が失敗、今回の副大統領候補のディベートはどちらかといえばバイデン副大統領が良くできていたと思いますので、次のpresidential debate(16日東部時間21時)でオバマ大統領が復活できるか注目したいと思います。

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