2012年10月18日木曜日

アメリカがiPhoneの仕事を取られた相手は日本

昨日のブログ「大統領候補ディベート2回目は・・・オバマ勝ちかな ~アメリカ大統領選~」で書いたiPadなどが中国で作られていることに対してどう思うか、を候補者が回答した件ですが、そもそもiPhoneやiPadの中身って日本とか韓国製品だったような。
iPhoneならディスプレイ、カメラセンサ、フラッシュメモリ、バッテリが日本製。オバマ大統領が欲しいといった、ハイスキルな仕事ですね。Appleにだいぶ値切られてるだろうけど。
ディベートの質問自体の前提が誤ってましたね。

こちらの記事によると、中国ではアッセンブリーのみで、パーツは日本、韓国、台湾で作られているとのこと。iPadでいうと、500ドルのものの中国での組み立て費用は12ドル程度だそうです。
参考記事:Can iPhone and iPad be made in the USA? - CNN

でも、そんなこと大統領候補たちに知らせちゃ駄目です。
日本に経済制裁するとか言う話が盛り上がると困るから(笑)。ただでさえ円高ドル安なんだから。

でも、パーツではがんばってるのに、総合的な製品企画がだめなんだなあ、日本。

それにしても、最近は大統領選でオハイオ州がよく登場しますね。ある番組では、「オハイオ州の投票者の票だけしか意味がないからね」なんて言われたり。
オハイオ州はSwing stateと呼ばれる、選挙でも大事なポジションにあって、オハイオ州を落として当選した大統領は過去10回1度もいませんでした。選挙人の数も18人と多いので影響力がありますね。
(Swing stateは他の州と違い、選挙により民主党が勝ったり共和党が勝ったりするので注目される。過去10回のうち4回が民主党、6回が共和党)

ちなみにインディアナ州は過去10回のうち2008年(オバマ当選)のときだけ民主党が勝ってました。選挙人の数は11。参考に言うと、カリフォルニアの選挙人票は55です。

たぶんオハイオが注目されるのなんて、選挙のときくらいですよね。いつもはインディアナ、イリノイとセットで「中西部の州の1つ、えっと、どこだっけ?」って感じでは。

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