残念ながらこれをスキップすることはできません!あたりまえか。
単語+動詞の活用ができれば、片言でも話ができるようになるので私は新しい言語を勉強するときここから手をつけるのですが、単語って気が遠くなるほど多いですよね。多いからこそ、良く使われる単語から覚えていくのが効率よいやり方。
高校以来英語の勉強していないなぁという人だったら、まずは以下をお勧めします。
EntryとBasicは本当に良く使われる基本の単語ばかりなので、きっと覚えている単語も多いはず。この辺を覚えられると簡単な会話ができると思います。ビジネス会話ができるようになりたければ、個人的にはTOEICでいうと800以上は必要だと思うので、入門レベルから積み上げて徐々にレベルを上げて行きましょう。
覚えにくい単語があるとき、私は文脈からその単語の意味を推測できるような例文を作って覚えるようにしていました。たとえば、plunge(沈む)を覚えるとすると、こんな風に文章にします。
The Japanese stock market has plunged as investors try to gauge the scale of the impact of Friday's earthquake and tsunami.
(金曜に起こった地震と津波の影響を投資家が推し測っているため、日本の株式市場は落ち込みました)
作った短文とその訳をノートに左右に並べて、訳を見て英文を手書きしまくる、というのが私の勉強方法。私は手書きすると覚えるタイプだったのでこの方法が結構効きました。手が痛くなったけど。
また、頻度の高い単語から勉強使用と思ったら、この単語リストも使えます。40の新聞・雑誌から抜き出した単語を頻繁に使われるもの順にならべたリストです。
Nolls' Top 3,000 American English Words #1~#15 (上から3つめの黒丸のところ)
さらに、最近は奇特な方がいらっしゃって、英語の勉強をサポートするフリーソフトを入手することもできますよ。うちの夫はこれを使って勉強しています。
P-Studyというこのソフト、簡単にいうとパソコン用の単語カードなのですが、スゴイのです。
- 自分で単語帳を作らなくても、ほかの人が作ってくれた単語問題集(TOEIC用、受験用なども)をダウンロードして使える。
- 単語テストして間違えた問題は繰り返し出題してくれる。
- 忘却曲線にあわせて単語を出題しなおしてくれる。忘れそうな頃に思い出させてくれるってこと。
- 英辞郎の例文を自動表示してくれる。
- 無料。(すごいとおもったら寄付してあげてください)
単語は、ただ唱えたり眺めたりするだけでは覚えません。記憶しやすいように工夫することが大事です。単語に限らず、記憶するときに使えるテクニックは以下の通り。(1~3は一般によく言われること、4~6は自分の感覚です)
- すでに記憶しているものに関連づけて覚える
既に知っている似た意味を持った別の単語か逆の意味を持つ単語と入れ替えてセットで覚えるとか、語源を調べるようにしておいて、その語源の意味と関連づけるとか、
- 覚える対象について興味を持つ
単語がどう使われているのか(Google検索すればすぐわかる!)、どんな語源なのかなど調べてみると、覚えやすい。
- 間隔を空けて繰り返す
上述のP-Studyでやってくれる、忘却曲線にあわせて単語を出題して繰り返す機能は、短期記憶から長期記憶に単語を移せるようにするための工夫です。忘れそうな頃に思い出す、というのが記憶のコツ。
- 実際に使う
単語帳上ではなく、実際の会話や文章で使ってみると覚えるのが早かった。「あ、自分で使えた!」という刺激を感じます。
- 五感を使う
手でスペルを書いて体に単語を覚えさせる。また、五感に関連するモノと単語を関連づける。たとえば腐ったバナナを思い出してstinkyを覚えたり、ローマのコロセウムを思い出してgigantic, colossal, enormousを覚えたり、伸びるゴムを思い出してelasticを覚えたり。
- 感情を使う
「好き」という感情を利用して、たとえば好きな俳優が映画で言ったセリフを暗記して覚えたり、好きなものについて書かれている本・雑誌を読んで覚えたりする。例文を作るときは好きなもの・興味のあるもの(ファッション、料理、経済、映画、マンガ etc.)と関連づけると良いと思います。
学校に通っている間はテストがあるし成績がつくので必死に勉強するモチベーションがあがるのですが、卒業してしまってからは単語を勉強しようと思うとサボりがちになってしまいますよね。
最近まじめに勉強していない私がいうのもおこがましいのですが、何かを覚えるためには、そのための時間と場所を確保して、習慣化することが大事なんだと思います。
1日朝10分トイレで、とか、夜お風呂に入った後にベッドで10分とか、時間を決めて学習をするように習慣をつける。1日5個覚えたとして、平日だけ勉強したとしても1年で1300単語覚えられます。たいした量じゃないと思ったらもっと覚えるようにがんばればいい。なにもしなければ0単語。1日5個でも1300個。
で、単語だけ見ていると飽きるし、何の意味があってやっているのか分からなくなったりするから、洋書(最初は子供用の本でもいい)や雑誌を読んだり、テレビドラマを英語で見たり、ペンパルを作って英語でメールを書いたりして、「ああもっと勉強しないとスムーズに読めない/聞けない/書けないなぁ」って、がんばろうって気持ちをかきたてる。
アナタのオシリをたたけるのはアナタだけなのです!
うまく自分を励まして、単語の壁を乗り越えましょう。
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